2020/07/07

2020/07/07


■ 考えたこと

『どうして成人向け作品を作るのをやめたのか?』

そもそものきっかけは、「コロナ騒動」にあった。
コロナの騒ぎで、この平穏な日常は突如として崩れ去る可能性が生まれてしまった。
それによって、私は、「今作っているものが自分の遺作になるかも?」という恐怖に取りつかれたのだった。

それまでは、「成人向け作品で、ある程度収入ができたら、一番創りたいものを作ろう」
などと考えていた。

でも、そんな悠長なことをしていられない気がしてきた。
だって、次の日には死んでしまっているかもしれないのだ。
だったら今日作るものは『一番創りたいもの』でないといけない。
一番やりたいことを後回しにしてはいけないのだ。

そして、私にとって成人向け作品は『一番創りたいもの』ではないことも理解できた。

もちろん、成人向け作品は素晴らしいし、エロいものは人間の根源的な欲求に根差しているから、
そういった作品は必要だ。

けれども、私が創りたいものはそれではなかった、という訳だ。

 

『少年漫画的作品は、どうだろうか?』


『少年漫画的作品』というのは、勧善懲悪で、
正義の心をもった主人公が巨悪を倒す!といった内容の話である。
必ずしも漫画作品である必要はない。
ゲームや小説やイラストでもOK。


しばらく、こういった作品を作っていた。


『少年漫画的作品』の好きな点は次の点である。

・ 悪を倒すとスカっとするし、分かりやすいのは本当にいい。
なぜなら、現実には悪がはびこっているし、社会は複雑化している。
また、動きのあるバトルは、見ているだけで楽しい。

悪のシステムを正義の一撃でズバーンと倒すシーン、それが見開きのページだったり。見てみたいでしょう?

 

『無味無臭の作品について』

しかし、少年漫画的作品を作っているとだんだん疲労がたまってきた。
やはり、すさまじい感情や表情といったものを出したり、
受け取ったりするのには、人間はエネルギーが必要なのだ。


だから、無表情で、大した事件も起きず、
ただ、世界を眺めるだけの作品というものもそれはそれで魅力的なのだ。


だけども、そういう何気ない日常の風景であっても、
そこに注目してみることで、大きな魅力をもたらすようになる。

そして、それを見た人も、普段の日常を異なった視点で見ることが
できるきっかけを与えられるかもしれない。

 


■ やったこと

今日はゲームのキャラクターのイラストを描いていた。

 

■ やりたいこと

どうして、ゲームという媒体に惹かれるのか?
そこについても深堀しておきたい。